オイルエレメント移設キット 廃番
エンジンオイルエレメント移設キットは、E30 M3のメンテナンスを楽にします。
BMW E30 M3のエンジンオイルエレメント交換は大変ですね。
初めてオイルエレメント交換を御自身で行おうとした人は、「どうやって外すの?」と考えこんでしまったのではないでしょうか。
エアークリーナーボックスやラバーブーツを取り外さなければエレメント交換が出来ないなんて面倒ですね。エレメント交換時の作業がしづらい為に、ついエレメントを締めすぎてオイルフィルターヘッドを傷めてしまうといったケースがあります。
ユーザーによりオイル交換されているE30 M3が弊社に入庫すると、オイルフィルターヘッドからオイルリークしている車輌をよく見掛けます。
しかし、そんな面倒な作業でも大事なM3のオイル交換くらい自らの手で行いたいとおっしゃるユーザーもたくさんいらっしゃいます。
そこで、オイル交換が楽しくなるオイルエレメント移設キットはいかがですか。
オイルエレメントを作業のし易い位置に移設するツールが、"エンジンオイルエレメント移設キット"です。
オイルフィルターヘッドからのオイルリーク防止にも効果のあるお勧め品です。
オイルエレメント移設キット~VerⅡ/メッシュホース、ジョイント、ロングアダプターボルト、フィッティングx2
(1142 0000 150)
オイルエレメント移設キット取付け
SRI・オイルエレメント移設キット~VerⅡ 装着後のご使用にあたって
① 移設キットを装着した場合には、IN&OUTのオイルホースにエンジンオイルが充填される分が必要になります。従いまして、エンジンオイル交換時にホースの充填分として、通常の非装着車輛に比べて0.5L程度多く注入してください。
(注)正確なオイルの補充量は、オイルレベルゲージにより必ずご確認ください。
② エンジンオイルエレメント交換時には、エレメントを取外す前にエレメント上面に先端の尖った釘や千枚通しを打ち込んで穴を開けてください。
この穴から空気が入り込むことにより、エレメント及びホース内部のオイルが速やかにオイルパンに戻リます。暫くしてからエレメントの取付部分に布などを巻いて取外すと、溢れ出るオイルでエンジンルームを汚すことなく容易にエレメント交換ができます。
オイルエレメント移設キットの写真
① 既設のフィルターヘッドとエレメント
② エレメントの取り外し
③ 既設ボルトを、フィルターヘッドから取り外します。
④ フィッティングボルト。
エレメント装着用の既設ボルトを取り外してから、同型で長さの長い受け側ボルトをフィルターヘッドにしっかりと取りつけます。
短い側がフィルターヘッド部に、長い側が移設キット/ホース側になります。サイズ(径)が微妙に異なるので注意してください。
(注1)その際に、フィルターヘッドを取外して、完全に脱脂してください。そして、高強度ロックタイトにてしっかりと固定します。
不完全な作業を行うと、走行中にエンジンオイルが吹き出します!
※ご希望であれば、移設キットをご注文の際に高強度ロックタイトを同梱します。
⑤次に移設キットのホース側から、フィッティングボルトを通して取りつけます。
この作業も、ロックタイトを塗布してからしっかりと締め込んでください。
(注2)フィルターヘッド部には、写真下に写っているようにガスケットが使用されています。
取外したガスケットは再使用不可なので、新たに交換してください。
※ご希望であれば、フィルターヘッドガスケットを移設キットご注文の際に同梱します。
⑥ ヘッド部分の完成
2本のホース取り付け部の下に、ボルトが1個差し込まれています。この部分はオイルプレッシャースイッチや、オイルテンプセンサー等を、後付けする際に利用します。
⑦ ホースの接合~1
⑧ ホースの接合~2
⑨ ホースの接合~3
⑩ エレメント取りつけアダプターの3ヶ所の穴に、ボルトとナットを用いてエンジンルームへ取付けます。
⑪ (補足)ヘッド部分のフィッティングの組み立て~1
全てのOリングに対して、液体シールパッキンを塗布してください。速乾性よりも、中程度の乾性のシールパッキンをお勧めします。
・ 左側の2個のボルトは、INとOUTホースに接続します。
・ フィッティングカバー下側の穴は、後付けのオイルプレッシャーセンサーやオイルテンプセンサーなどを取りつける際に使用します。
(注1)汎用の2サイズに適用するように、アダプターボルトが付属しています。
(注2)一番下側のボルトは、後付けセンサーを接続しないときの穴塞ぎの為に使用します。
⑫ (補足)ヘッド部分のフィッティングの組み立て~2
⑬ (補足)ヘッド部分のフィッティングの組み立て~3
⑭ エレメント部からヘッド部~1
⑮ エレメント部からヘッド部~2
⑯ エンジンルームへの取りつけ(ボルトとナット)
⑰ エンジンルームへの取りつけ(エンジンルームへの取り付け位置~1)
⑱ エンジンルームへの取りつけ(エンジンルームへの取り付け位置~2)
⑲ エンジンルームへの取りつけ(エンジンルームの既設配線への対応)
⑳ フェンダー部分からボルトをとおします。
(注)右下側に見える4個のボルトは、SRI・ブレーキマスターストッパーの取り付けボルトです。